口内を清潔に維持することは、健康な体であり続けるために欠かせないことです。これは大人だけではありません。
これから大切な成長を控えた子供にとっても赤ちゃんのときから口内のケアを行い、健康に歯を保つことは必要不可欠となります。
しかし、歯磨きをいつから始め、歯ブラシや歯磨き粉はどのようなものを使ったらいいのかと迷ってしまう人もいることでしょう。
そこで、赤ちゃんの歯のケアを行うために知っておきたい、歯磨き粉を使い始めるタイミングと適切なケアを行うために必要な歯磨きのアイテム選びについてご紹介します。
赤ちゃんが歯磨き粉を使用して歯磨きを始めるタイミングは1歳前後、あるいは歯が6本くらい生えそろった頃が適しています。
ただし、歯のお手入れ自体は前歯が2本生えた時点で始めておくことが必要です。ガーゼを湿らして優しく拭くといった方法などでケアを行いましょう。
一般的には、まだ上下2本ずつくらいしか生えていない生後10ヶ月頃の時期までは歯磨きなしのケアでも十分となります。
歯がまだ生えていきていない間でも、離乳食を始めると口腔内の汚れが気になるということもあるかもしれません。そのような時には、湯冷ましを飲ませるなどして清潔にしてあげると良いでしょう。
また、離乳食を始める前までの時期も口周りや口腔内に触れるなどして歯磨き慣れの準備をしておくと、歯磨きをスムーズに始められるようになります。
赤ちゃんの歯を磨くための歯ブラシ選びはとても重要です。歯ブラシ選びをする際には4つのポイントに気を付けて選びます。
1つ目は、毛質です。ブラシの毛は、柔らかめのものを選ぶことが必要となります。赤ちゃんの歯は柔らかくデリケートです。
このため、硬い毛のブラシでこすってしまうと歯の表面や歯茎に傷がついてしまう可能性があります。
また、柔らかいブラシを使用すると毛が歯茎に触れた時に赤ちゃんが違和感を覚えにくいものです。口腔内に異物が入ったという感覚が強く感じさせる硬い毛で歯磨きへの苦手意識を覚えさせないためにも柔らかいブラシが適しています。
2つ目は、毛が密集しているタイプであるということです。同じ範囲に当たる毛の数が多ければ多いほど、歯垢をしっかりと落とすことが可能となります。
3つ目のポイントは、歯を1本1本しっかりと効率よく磨くために毛のカットがフラットなものを選ぶことです。ギザギザしているタイプのものを選ぶことは避けましょう。
最後は、赤ちゃんにとって柄が握りやすいものを選ぶことです。初めのうちは自分で磨くことはできません。しかし、いずれ自分自身で歯磨きができるように習慣づけておくことは必要なことです。赤ちゃんが握りやすいグリップの形で、扱いやすい短めの柄のものを選ぶと良いでしょう。
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